園長だより

ページェント

聖誕劇   

 12月になり、Aクラスの聖誕劇の練習が始まった。Aクラスの子にとっては盛岡幼稚園で学んだまとめの発表である。恒例の行事になっているので、ストーリーも舞台構成も衣装もセリフも登場人物も毎年同じである。役の人数はその年のAクラスの人数によって変わる。当園の聖誕劇はクリスマスの讃美歌を含めた音楽劇である。聖誕劇というのは、イエス・キリストが生まれる時の劇で、ストーリーは聖書に基づいている。マリア、ヨセフ、天使、羊使い、宿屋、三人の博士、ローマの兵隊、聖歌隊の役があり、それぞれが大切な役を担っている。

 この聖誕劇をクリスマス・ページェントと呼んでいるが、日本ではページェントをクリスマス時期に行う光のイルミネーションのことを指すことが多いので、ページェントをイルミネーションと誤解している人が多い。正しくはイエス・キリストが生まれる「聖誕劇・降誕劇」のことなそうである。

令和3年12月10日 坂本信行