学校法人内丸学園 幼保連携型認定こども園 [盛岡幼稚園]

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園長だより

落ち葉掃き

落ち葉掃き     

 落葉の季節である。園庭の落ち葉はきが職員の日課になっている。樹の種類が違うので落ち葉掃きも続く。さんしゅゆ、はなみずき、なつつばきと時期をずらして落ちてくる。今残っているのはコナラとメイプルレインボーである。

 落ち葉掃きの季節になるといつも二宮尊徳の「天道」と「人道」の教えが頭をかすめる。晩秋に葉が落ちるのは天道で自然のなせることでどうしようもない。恨んではならない。しかし、幼稚園は街中にある。落ちるままにしていれば近所にご迷惑になる。落ち葉を掃く必要がある。その落ち葉を掃くのが人道である。葉は日々休まず昼夜の区別なく落ちる。掃いても掃いても落ちる。しかしこれに心を煩わしたり、いらいらしたりしてはいけない。一日に一回掃いたら、あとは自然のままでよい。一時間ごとに何回も何回も掃く必要がないのである。つまり天道と人道の調和が大事であると。

 子どもたちの教育・保育にもこの「天道と人道の調和」のような考え方が大事ではなかろうかと常日頃考えている。子ども自身がもっている伸びようとする力とそれに対する適切な大人の関わりの調和が大事ではなかろうか。ほったらかしもいけないし、かまいすぎもいけない。時には我慢も必要である。

  令和2年11月27日 園長 坂本信行

体験活動の効果はことばの表現にも

体験学習の効果はことばの表現にも

 前回は、作品展にちなんで体験学習の効果について書いた。その効果は絵や工作等の作品だけでなく、ことばの表現にも表れる。

10月の誕生会は、焼き芋会の後だったので、Aクラスの10月生まれの二人にサツマイモ堀の感想をたずねた。「掘っても掘ってもサツマイモは掘れなかった」とか「土が堅かったから掘れなかった」と答えてくれた。大きなサツマイモだったので、子どもにとってはなかなか掘れなかったのである。大きさをたずねたら、両手を広げて大きさを表してくれたら、みんなから一斉に「オー」と驚きの声があがった。幼児は大きさをことばで表現するのは難しい。身体表現で示してくれた。このように、体験活動はことばによる表現や身体表現にも生きて働く。

みんなでAクラスのお兄さんお姉さんに、焼き芋のお礼「ありがとう」を言って誕生会での私の話を終えた。

  令和2年11月13日 園長 坂本信行

体験学習の効果

 今年度の作品展は三日間にわたって開催した。三密を避けるために参観者を分散するためである。職員や子どもたちは、それに向けて創意工夫を凝らして作品造りに取り組んだ。

各クラス担任は作品展の見どころを保護者に紹介したこともあってか、多くの保護者に参観にいらしていただいた。ありがとうございました。今年度は今までの保育参観を中止していましたので、気になっていました。

Aクラスの作品は、サツマイモを紙で作っていた。それには、先日のサツマイモ堀りの体験が活きていると感心した。掘った時の子どもたちの驚きと喜びと歓声の場面がよみがえってきた。おのおのが作ったサツマイモは、同じような大きさや形ではなく、太くごつごつしたものがあったり、細長いものがあったりさまざまで、どのサツマイモも生き生きと表現されていた。

この体験は、パソコン等では得られないもので、自らが実際にサツマイモを掘り、それに触れた感触は、小学校に行ってからの「自ら学び、自ら考え、実行する」基ととなり、先行経験として活かされるだろうと思った。

  令和2年10月30日 園長 坂本信行

子育ては楽しいですか

子育ては楽しいですか  

 最近若い女性の自殺のニュースが続き心配している。それが育児の悩みが関連しているようなのでなおさらである。昨年度、利用者アンケートを行った。アンケート内容の項目の一つに「子育ては楽しいですか」という問いを設けた。結果はホームページの事業報告に掲載しているが、「非常に楽しい」が32%、「楽しい」が61%、「負担である」が7%、「非常に負担である」が0%で、当園のご家庭では93%が「楽しい」であった。この結果に少し安堵した。その理由は、日本は先進諸外国に比べ、子育てを負担に感じている家庭が多いといわれている。確か諸外国では、「楽しい」との回答は、イギリスやフランスが70%台、アメリカが40%台、日本が20%台と記憶していて、日本は課題が多いと思っていたからである。

 確かに、子育てに年々父親の参加が認められるようになってきてはいるが、核家族化や母親の就労などが進行し、人との関わりが薄れて孤独な子育て「弧育」という新たな課題が生じ心配している。当園でも子育て相談に対応するよう職員に話しているので小さなことでも気軽に相談してください。

  令和2年10月9日 園長 坂本信行