学校法人内丸学園 幼保連携型認定こども園 [盛岡幼稚園]

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園長だより

未就園児の親子教室

未就園児親子教室トトロ 

 コロナ感染症は収束していないが、今年度は4月から未就園児の親子教室を計画通り週1回のペースで開催している。昨年度は感染症予防のため7月から開催した。もちろん予防対策を講じて参加人数も6組と制限しての開催である。今年度はそれを継続して4月から開催して、毎回親子は楽しんで参加しているようだ。早く以前のように参加人数を制限しないで開催できるといい。

 この親子教室は、現在の社会情勢下では意義は大きい。昔と違って核家族化が進行し、地域で気軽に話ができるような友人も少ない。そのため子育てが孤立化し、子育てについて不安感や負担感を感じている親も増えているという。

 当園では、平成11年から「トトロハウス」と名前を付けて年間30回程度(昨年度は22回)実施している。

  令和3年7月9日 坂本信行  

花の日

ミャンマーに平和を    

 サッカーW杯アジア予選に参加したミャンマー代表の選手一人が帰国を拒否し、亡命を申請したニュースが先日あった。その理由が試合前の国歌斉唱の際、軍事クーデターに対して抵抗を示す三本指を立てたことが、帰国してから処罰の対象とされるからという。

2月、ミャンマーでデモに参加していた市民が武器を持った取り締まりの兵士に花を渡したニュースがあった。市民に対して武器を向けるのではなく、花を向けてという願いである。ところが今月になって、市民側も軍隊を編成したという。「武器には武器を」では物事の解決につながらない。かつてオーランド諸島の紛争解決になった新渡戸裁定が23日の岩手日報風土計に掲載されていた。今月は花の日礼拝があった。花の持つ力を信じてミャンマーに平和が訪れることを祈る。

令和3年6月25日 坂本信行  

非認知能力を育てる

非認知能力を育てる 井深大の本を読んで 

 乳児保育について講義を依頼され、改めて3歳未満児保育の大事さについて考えている。そこで、かねてから気になっていた井深大(いぶかまさる)の『0歳 教育の最適時期』『幼稚園では遅すぎる』の2冊を読み直している。この本は、昭和40年代から60年代にかけて話題になった本である。井深は盛田昭夫と共にソニーの創業者の一人で、社長を退任してから「幼児開発協会」を設立し、理事長に就任。そこで幼児教育について一連の本を出版した。彼は「幼稚園では遅すぎる。人生は三歳までにつくられる」とし、心を育てることの大事さを強調した。当時は、知識を習得することが重視されていた時代であったが、知識(認知能力)よりも非認知能力を育てることが重要であると主張した。そして、幼児教育が知的目的から出発するのではなく、人柄を育てること、心を育てることは胎内から出発していて大事にすべきであるとした。当時は、3歳までは家庭でという流れだったので、3歳以前の家庭教育の大事さを唱えた。このようなことを世界内外の研究者のデータを駆使して展開している。近年、幼稚園業界では非認知能力の重要性が叫ばれるようになり、改めて再読した本である。

令和3年6月11日 坂本信行 

コロナ感染症3つの顔

コロナ感染症3つの顔 

先日コロナ感染症の陽性反応を示した保護者が発生し、緊急メールで保護者にお知らせした。保護者の職場で感染したらしい。幸い子どもは、職場で発生した日から自主的に休園していた。子どもはその後のPCR検査で陰性の判定だった。マニュアルでは濃厚接触者としてPCR検査を受けた場合は2週間お休みしていただくことになっている。もうすでに2週間が過ぎているが大事をとって現在も自主的に休んでいる。

コロナ感染症には3つの顔があるという。第一の顔は、コロナウイルス感染症そのものの病気の顔である。第二の顔は、目に見えずよくわかっていないウイルスなので不安とおそれの顔である。そのことから気づく力、聴く力、自分を支える力を弱めてしまい、不安が人から人へ伝染してしまう。第三の顔は、「偏見や差別の顔」で、人を攻撃たり遠ざけたりすることで安心感を得ることである。そして自分も差別されることが怖くて、熱やせきがあっても受診することをためらってしまう。負の連鎖である。

感染した人がいたら温かく見守り、決して第三の顔である偏見や差別の顔にならないようにしていただきたい。その保障があって、情報が公開される。私たちは保護者を信頼して情報を発信した。第一の顔は誰が感染するかわからないが、第二の顔や第三の顔には決してならないでほしい。負の連鎖にはならないようにしたい。

令和3年5月28日 坂本信行 

 資料 日本赤十字社「新型コロナウイルス3つの顔を知ろう」