園長だより

こいのぼり

こいのぼり  

4月18日は週明けだったが園務日誌には、「泣いて登園する子はいなかった」との記述があった。そして翌19日は欠席者が4名と少なかった。やっと新入園児も落ち着いてきたのかとうれしくなる。

 子どもにとっては親が一番です。「お母さんがいい」と泣く子にとって、私たち職員は親にはかないません。親から離れるのは不安が伴います。親にしがみついたり、泣いて訴えたりしているのは当然です。私達はその個々の気持ちを受け止めながら、子ども自身が幼稚園は安心できる、楽しい場所であるということを肌で感じとれるような対応に努めていきたい。

園庭にこいのぼりがあがった。子どもたちの歓喜の声が響く。こいのぼりは、寒い冬から一気に温かい気持ちへと増幅してくれる。園庭の黄金色の山茱萸と枝いっぱいの淡い姫木蓮の花がさえ、子どもの喜びとともに気持ちがいい。こんな園の雰囲気が子どもを健やかに育む基盤になる。

令和4年4月22日 園長 坂本信行