園長だより

じゃんけん遊び

グー・パー・チョキ    

 先日じゃんけん遊びを観る機会があった。4歳児にとってジャンケンは大事な体験で、4歳ごろにジャンケンの勝敗が分かるようになる。分かるようになるためには、グーは石、バーは紙、チョキははさみと想定し、そのグーバーチョキを手で表せるようになること、その手の形をリズムに合わせて出せるようになることが必要である。チョキの指の形を出せない人もいる。それができるようになって、石ははさみに勝ち、はさみは紙に勝ち、紙は石に勝つ。そのような勝敗のルールを遊びを通して覚えていく。しかし、覚えるためには何度も経験が必要である。この体験の機会は個人によって異なる。したがってどうしても個人差が生じる。この個人差の溝を埋めるような保育教諭の手立てが必要である。ご家庭でも機会をみつけてじゃんけん遊びをやっていただければ幸いである。

令和4年6月13日 坂本信行