園長だより

乳幼児への語りかけはゆっくりと

乳幼児への語りかけはゆっくりと

 当園では子育て相談に応じている。主にクラス担任がそれに対応し、相談内容は相談票に記入し提出している。1歳5か月の子を持つ親さんからの相談で、子どものことばが遅いように感じるが園ではどうかとの内容であった。それに対して担任は、保育者が話すことには反応し理解している。言葉は5語以上話せる。今は、言葉をため込む時期なのでたくさん話しかけたり、絵本の読み聞かせを行ったりしてみてはどうかと話している。

 その通りで、聴力は聞こえているようだし、理解面にも問題がないようで、今は言葉をため込む時期であることからたくさん話しかけたり絵本を読み聞かせたりすることも効果的である。付け加えるとすれば、語りかけはゆっくりとはっきりとしてほしいと思っている。特に3歳未満児に対しては大事ではないかと思っている。なぜかと言えば、ここ近年保護者の語りかけは速いのではないかと感じているからである。母親もお勤めになっていて会社での話し方が身についていると思われるし、テレビの影響があるのかもしれない。

  令和5年12月4日 園長 坂本信行