園長だより

不易と流行

不易と流行(新年度の運営方針)

  運営方針の検討を行っている。その際、いつも気になるのは現在の社会情勢である。世界は今、社会の在り方がソサエティ5.0への移行期で急激に変化しつつあり、予測困難な時代とも言われている。私などは、現在の4.0の情報化社会にも対応できないのに、さらに進んでAIを駆使した社会になり、教育にもそれに対応する資質や能力が求められている。そのような状況下ではあるが、乳幼児の教育・保育を担う私たちは、園児が将来望ましい人間として成長できるように、その基盤つくりとして知・徳・体を一体として育むことが大事ではなかろうか。そのためには、自然や人やものとの関わり(活動・遊び)を通して得られる学びを重視したいと考えている。でもいつかの時代には、調和ある人間形成の土台づくりも変わるかもしれない。

令和6年3月5日 園長 坂本信行