子どもたちの思い出の大切な1ページであり続けてほしい幼稚園時代
2024年07月08日
過日行われた「卒園生のつどい」が「にこにこ園日記」に掲載されています。
非常に多くの卒園生が来園しました。本園の先生方にとっても成長した子どもたちとの再会となり大変嬉しい一日となりました。市内10校を超える小学校に送り出した卒園生たちです。卒園して以来の再会となる同級生、担任の先生も多かったと思われます。久しぶりの再会で若干の緊張感もうかがえましたが、懐かしい表情や仕草が現れる中でそれがほぐれていくのが伝わってきました。
入園時の年齢も在園期間も様々な子どもたちですが、入園当初は保護者や家族から初めて離れる幼稚園生活で、子どもだけではなく保護者も不安一杯の毎日であったに違いありません。子どもたちは、当初、先生方との関わりがメインだったと思われます。しかし、同い年の子どもが別々の活動をしつつも同じ時間と空間を共に過ごす中で安定し、一緒に遊び、ことばも交わし、物のやり取りもするようになり、成長した姿を目の当たりにするようになった保護者の不安感は軽減していったはずです。時には双方の自己主張がぶつかりあうこともあるのですが、それも徐々に折り合いのつけ方を体得し、友達感覚が芽生え、会話も広がり、さらに園内、園庭での遊びや集団活動、制作活動を仲間と体験するなかで交友関係も広がりを見せていったはずです。
子どもたちの人生のなかで、初めての経験にあふれた幼稚園での数年間はこれからの社会を生き抜く上での基礎を培う非常に大切な時間であったと改めて感じているところです。
「卒園生のつどいに」集まった子どもたちの明るい表情にそのことを改めて感じたところです。
令和6年7月8日 園長 津川 哲二