園長だより

幼児教育の基本

幼児教育の基本         

 年末には園バスでの置き去り事件や保育者の園児に対する虐待など不適切な保育について話題になり報道された。私たち子どもを預かるものとしてあってはならないことで他人ごとではない。職員間でもそれに関して話し合った。私たちが最も大事にしなければならないのは、子どもの命である。前に『裸の木蓮』の詩で紹介したように、私たちはどんなに厳しい環境下でも一番大切なものをしっかり守って毅然と立っている木蓮のようにあらねばならない。

生涯にわたる学びの土台を育む幼児教育の基本は、子どもの命を守り、子どもを中心とした教育である。子どもの人権を尊重し、主体的な学びを重視した教育である。子どものやってみようとする意欲を引き出す教育である。新しい年を迎え、新たな気持ちで幼児教育の基本を考えているこの頃である。

令和5年1月19日 園長 坂本信行