園長だより

90年前の三陸大津波

タマシン・アレン先生 

  本日(3月3日)の岩手日報一面に、90年前の三陸大津波に関連して、久慈幼稚園創設者タマシン・アレン先生のことが掲載されていた。昭和8年の三陸大津波の際、被災した三陸沿岸各地を回り被害状況を国内外に発信し、支援活動を行った。

久慈幼稚園は昭和13年に開園している。当時のひな人形が大切に保存され、今年もアレン先生の復旧への願いが込められたひな人形が飾られたというニュースであった。

  タマシン・アレン先生は盛岡幼稚園第8代園長で、昭和2年から昭和12年まで務めている。新聞記事で紹介されていたが、アレン先生は「人は誰でも宝を持っている。その宝はみんなのために使わなければならない」との言葉は、本園の方針にも相通じるものがある。

令和5年3月3日 園長 坂本信行