園長だより

子どもは風の子

子どもは風の子

 2月になったとたんめっきり日差しが強くなってきた。しかし、「春は名のみの」で、風は強くそして寒く、路行く大人は身をかがめて歩いている。

 そんな中で、子どもたちは大きな歓声をあげ、外で走り回って遊んでいる。路行く人は風に飛ばされないように足早に歩いているが、子どもたちはそんなことを気にしないで、大型遊具の風車が勢い良く回っているようにそれに負けじと友達を追いかけたり、逃げたりしている。子どもは「風の子」そのものだ。

 私は、「谷のうぐいす 歌は思えど 時にあらずと声もたてず」と、部屋の窓から眺めているばかりである。

    令和6年2月1日