園長だより

ひしもち

ひしもち     

 幼稚園にひな人形が飾られる季節になった。誕生会でひな飾りの「菱餅」について模型を見せながら話した。子どもが病気や事故にならないように、健やかな成長の願いが込められたお菓子であると話した。併せて、ひし形の形についてふれた。このひし形は、「ヒシの実」の形からきている。ヒシの実について職員何人かに尋ねたが、知らなかった。私が小学生の頃、池に行ってこのヒシの実を採って遊んだ記憶がある。両方のとげが堅く鋭くそれが遊び道具となった。ネットで調べたら、両端のとげが悪い病気を防ぐという意味があり、菱餅に入れて食べたそうである。しかし、私はいまだ食べた記憶はない。私にとってのヒシの実は遊び道具で友達に見せびらかすものだった。堅いからで子どもの歯では砕けない。ツノハシバミは見つけると喜んで食べたのだが…。

令和3年2月26日  園長 坂本信行

おとのはなびら

おとのはなびら

 今日(2月3日)は、朝から子どもたちの楽しい情報をたくさんいただいた。昨日が節分で今日が立春なので、なんか急に日差しが強くなったみたいで、私の心を明るくしてくれた。

その1、朝に幼稚園に来たら、玄関で「鮭の赤ちゃんが隅でぐちゃぐちゃいる」と教えてくれた。「どれどれ」と言って水槽を覗いたら隅で頭を寄せ合っていた。「よく見たね」と言ったら「うん」と明るい返事をいただいた。「ぐちゃぐちゃ」の表現がうれしかった。

その2、卒園生から次のようなお手紙をいただいた。

   おとのはなびら

ピアノのおとにいろがついたらポロン

ピアノがなるたびにポロン

ピアノがなるたびにおとのはなびら

へやにあふれて にわにあふれて

おとのかだんを、つくるかしら

 あたたかい心があふれている詩で、それが立春にいただいたのでなおさら私にも春の花びらがあふれてきた。そして、彼のいつも目を細めてにこにこしている姿が目に浮かんできた。すぐに返事を書いた。

その3、「園長先生と話をしたい」と言って職員室に入ってきた。「今日お母さんと来た」と言ってほほえんでいる。きっと楽しいことがあったのだろう。たったそれだけの話であったが、にこにこしてもどっていった。

  令和3年2月12日  園長 坂本信行

鮭の赤ちゃん

鮭の赤ちゃん  

今年も鮭の卵が1月18日に届きました。いつもなら本町・内丸子供会の子どもたちが持ってきてくれていましたが、コロナの関係で今年は松本様(カメラのキクヤ)が持ってきてくださり、子どもたちに説明をしていただきました。翌日には卵が孵化していました。生まれたばかりのサケは泳ぎが上手ではなく、底の小石に頭を付けじっとしていますので、よく見ないと見つけることができません。時折、尾びれをゆらゆらと揺らすのでサケだとわかります。お腹に赤い卵を付けている様子も面白く、子どもたちは喜んで見ていて、私に教えてくれます。今年もこのような機会を与えてくださった本町振興会の皆様に感謝します。

    令和3年1月29日  園長 坂本信行

学校薬剤師環境検査

 認定こども園は学校薬剤師による検査が必須になっていて、保育所と異なるところです。当園では夏と冬の年2回お願いしていますが、昨日(21日)行っていただきました。夏は普通の環境検査(水質、照度、騒音、湿度、二酸化炭素濃度、給食管理等)の他にプールの水質検査も加わります。冬は、環境検査の他に給食の食器類の検査もしていただいています。今年はコロナ禍により各保育室の換気の状態や二酸化炭素濃度を特に調べていただきました。検査結果の報告書はまだですが、口頭では大きな問題点はないとの報告を受けました。これからも環境管理には努めていきます。

令和3年1月22日 30×9 園長 坂本信行