園長だより

しつけは、あせらず、あきらめず

しつけは、あせらず、あきらめず、明るく、温かく

 5月に実施した子どもたちの就寝時間等の生活実態調査結果はすでに保護者にお知らせしたが、この度再度結果を見直した。

自由記述欄に47名の方からの記述があったことは、幼稚園の呼びかけに対し、保護者が子どもの生活リズムの確立に向け関心を持ち取り組んでいるととらえたい。保護者に感謝しなければならない。

記述内容は、もう少し早く寝かせたいが子どもが遊びたがり難しい、親の帰りが遅く親を待っている、寝付くまで時間がかかる等、取り組みの苦労が書かれていた。この種のしつけは、一回の指示で望ましい行動を取れるようになることはまずありません。何回も何回も、同じことを繰り返し、「あせらず、あきらめず」、長い目で少しずつ望ましい行動に導くことが肝要です。そしてそれができるには、家庭の安定と子どもが親に好かれているということが感得できるような「明るく、温かい」家庭の雰囲気が大事です。しつけは、「あせらず、あきらめず、明るく、温かく」です。私は、これを頭に「あ」のつく四つのことばなので、「あ四の取り組み」と呼んでいます。これは、「足」を使った(体を使った)取り組みで、口先だけの取り組みではなく行動を伴った取り組みを意味しています。

令和5年8月25日 園長坂本信行 

卒園生の活躍

卒園生の活躍

 この頃の岩手日報を見るのが楽しい。それは卒園生の活躍が掲載されているからである。8月6日は圧巻で、11面は卒園生二名の写真入りでの活躍でした。全国高校総体の相撲個人戦100キロ級で平舘高の工藤圭太君が優勝。男子三段跳びで盛岡一校の丹野正知君が7位で入賞、どちらも大きな写真入りで活躍が紹介されていた。7日の日報には甲子園出場の花巻東高等学校野球部の開会式入場の写真も掲載され、背番号2キャッチャーの小林然君も堂々と入場していた。

令和5年8月7日 園長 坂本信行

話を聴く

話を聴く      

年長さんのお楽しみ会の始まりの会で、子どもたちにこの日頑張ってほしいことを話した。それは、先生の指示を聴くということである。子どもたちの傾向として、ややもすれば、楽しい行事の時は、はやる気持ちが先になり、先生の指示を聴かない子が見られたり、先生の話の途中にすぐ反応し、自分の思いを勝手に話し出したりする子がいる。この日に行うゲームは難しいものではないが、初めて行うゲームが多いので、指示をよく聞かなければできない。先生の指示を終わりまでよく聴く、友達の話をよく聴くという態度を養いたい。今日は一学期の終業式、子どもたちは私の話を聴いていた。

令和5年7月21日 園長 坂本信行

年長組のお楽しみ会

年長組のお楽しみ会 

 年長組の行事であるお泊り会は、昨年と一昨年はコロナ感染症予防のため幼稚園に泊まらないでお楽しみ会として行った。今年も職員と話し合ったが、昨年と同じように一日の午後だけの会にした。お楽しみ会のねらいの一つは、みんなで話し合って一つの案にまとめ、それに向けて協力してことをすすめることにある。3歳4歳時は好きな仲間との話し合いや二三人の話し合いが多かったが、年長さんはクラス全体やグループでの話し合いで物事を決める経験が必要です。これによって相手の考えや思いを聞いたり自分の考えを述べたりする経験です。子どもによっては、親から離れてお友達と一緒に活動できるか不安のある子もいますが、家に行けば大好きなお父さんお母さんがいるから安心だという気持ちが新しいことに挑戦させる原動力になります。子どもにとって、不安は大事なことでそれを乗り越える経験が子どもを成長させます。

令和5年7月19日 盛岡幼稚園長 坂本信行