園長だより

佐藤トク先生のお墓の清掃

佐藤トク先生のお墓の清掃     

 本園の創立当時からタッピング園長先生のもとで教諭としてお勤めになっていた佐藤トク先生は、昭和41年に天に召されました。そのお墓が北山のキリスト教墓地にあります。幼稚園では毎年そのお墓の清掃を職員で行っています。

佐藤トク先生は、昭和13年に第9代園長に就任していますので、園長としては29年間、教諭としては54年間盛岡幼稚園一筋にお勤めになりました。ちなみに、佐藤トク先生の前の園長先生方は、アメリカからの宣教師女史がなられています。

令4年8月10日 園長

 

話を聴く

話を聴く   

 Aクラスのおたのしみ会が16日土曜日に終了した。雨の予報で花火はできないかなと心配していたが、雨も降らず、予定通り外でできた。始まりの会で子どもたちにこの日頑張ってほしいことを一つ加えた。それは、先生の指示を聴くということである。子どもたちの傾向として、ややもすれば、楽しい行事の時は、うかれた気分が先になり、先生の指示を聴かない子が見られるもの。この日のゲーム自体は難しいものではないが、初めて行うので指示をよく聞かなければできない。特にAクラスは、就学に向けて先生の指示を聴く、友達の話を聴くという態度を養いたい。今日は一学期の終業式でしたが、子どもたちは私の話を聴くという姿勢を示してくれた。

令4年7月22日 園長 坂本信行 

七夕飾り

七夕飾り    

子どもたちは七夕飾りに取り組んだ。飾りは、各クラス担任のアイディアでそれぞれ違っていて、先生方のアイディアの豊富さに感心した。短冊には自分の願いが書かれている。字はまだ書けないので、子どもの言ったのを先生が代筆している。飾りや願い事を見ると子どもの発達年齢によって違ってくる。Aクラスになると「かぞくみんながげんきにくらせますように」のように家族やクラスの集団を考えられるようになる。また、「てつぼうがじょうずになれるように」のように、願いもより具体的になる。他のクラスをみると「プリキュア「「ケーキ屋さん」「消防士」等が複数見られた。「うちゅうにいきたい」という願いがあったが、宇宙へは私も行ってみたい。一人一人の異なる願いがあり多様で面白い。

令4年7月8日 園長 坂本信行 

乳児の発音

発音の明瞭度  (R4-8号)

先日、職員と話す機会があり、そこで話題になったことは、最近発音が不明瞭の子が多いのではとのことであった。乳幼児の発音は一般的に不明瞭であるのでこのことは不思議ではないが、それを考慮に入れての職員の感想である。

明瞭度に欠けるのはコロナ感染症予防でマスク着用を奨励して3年になる。それが影響しているかもしれない。

明瞭度をあげるには、未満児の場合は発声を伴った運動の奨励である。園児が園庭で声をあげながら走り回っている姿を見るとうれしくなる。これによって、体力や運動機能を高めるだけでなく、心肺機能を高め、発声力も高める。食事も関係している。6月は食育月間で、よく噛むことを奨励している。何でも好き嫌いなく、よく噛むことによって口や顎、舌、飲み込む動作が強化される。これが発音の明瞭度を高めることにもなる。

令4年7月1日 園長 坂本信行