園長だより

またきてね、まってるから

「またきてね、まってるから」    

保育部の登降園の出入り口は、工事のため雨漏りがあり足場が悪く正面玄関を使っている。そんな事情があって、保育部の園児の帰る様子を知る機会となった。いちごクラスのKさんが帰るとき、保育室から「また来てね、待ってるから」と大きな明るい男の子の声がした。いちごクラスなので2歳か3歳である。3歳になれば、ほとんどの日常会話が可能になる。この年齢の「言葉」の目標は、自分の気持ちを相手の人に言葉で伝えることができるである。そのような意味で、順調に育っている。

「また来てね、待ってるから」と明るい声で挨拶できた子の心の内は、「今日も楽しい生活ができた。満足した生活ができた。明日も遊ぼうね。」という気持ちが込められているのだろう。その裏には担任の適切な取り組みがあったのだろう。他の人との関わりで必要な言葉のやりとりができるのは、集団生活の良さである。きっとその子は明日も喜んで登園するだろう。

令4年8月24日 坂本信行 

佐藤トク先生のお墓の清掃

佐藤トク先生のお墓の清掃     

 本園の創立当時からタッピング園長先生のもとで教諭としてお勤めになっていた佐藤トク先生は、昭和41年に天に召されました。そのお墓が北山のキリスト教墓地にあります。幼稚園では毎年そのお墓の清掃を職員で行っています。

佐藤トク先生は、昭和13年に第9代園長に就任していますので、園長としては29年間、教諭としては54年間盛岡幼稚園一筋にお勤めになりました。ちなみに、佐藤トク先生の前の園長先生方は、アメリカからの宣教師女史がなられています。

令4年8月10日 園長

 

話を聴く

話を聴く   

 Aクラスのおたのしみ会が16日土曜日に終了した。雨の予報で花火はできないかなと心配していたが、雨も降らず、予定通り外でできた。始まりの会で子どもたちにこの日頑張ってほしいことを一つ加えた。それは、先生の指示を聴くということである。子どもたちの傾向として、ややもすれば、楽しい行事の時は、うかれた気分が先になり、先生の指示を聴かない子が見られるもの。この日のゲーム自体は難しいものではないが、初めて行うので指示をよく聞かなければできない。特にAクラスは、就学に向けて先生の指示を聴く、友達の話を聴くという態度を養いたい。今日は一学期の終業式でしたが、子どもたちは私の話を聴くという姿勢を示してくれた。

令4年7月22日 園長 坂本信行 

七夕飾り

七夕飾り    

子どもたちは七夕飾りに取り組んだ。飾りは、各クラス担任のアイディアでそれぞれ違っていて、先生方のアイディアの豊富さに感心した。短冊には自分の願いが書かれている。字はまだ書けないので、子どもの言ったのを先生が代筆している。飾りや願い事を見ると子どもの発達年齢によって違ってくる。Aクラスになると「かぞくみんながげんきにくらせますように」のように家族やクラスの集団を考えられるようになる。また、「てつぼうがじょうずになれるように」のように、願いもより具体的になる。他のクラスをみると「プリキュア「「ケーキ屋さん」「消防士」等が複数見られた。「うちゅうにいきたい」という願いがあったが、宇宙へは私も行ってみたい。一人一人の異なる願いがあり多様で面白い。

令4年7月8日 園長 坂本信行