園長だより

我慢する心

持続可能な開発目標(SDGs)  

 最近、持続可能な社会の開発目標という言葉を報道機関等で目にすることが多くなってきた。それは、温暖化等による異常気象に起因する自然災害の多発や貧困の拡大など様々な問題が発生してきているからである。その歯止め対策を世界中で取り組まなければならない。今や一国だけの取り組みでは効果が薄く、世界が連携してその国々の実情に合わせて取り組む必要がある。

教育界にもその対応が求められてきている。園報6月号には理事長が給食とSDGsについて執筆している。持続可能な社会を考えた場合、好きな遊びに意欲的に取り組む心や態度の育成と共に自分の気もちや行動を抑制する心も育てたい。そんなことが頭にあって、誕生会の園長の話で、好きな遊びをしている時に後片づけの時間になったらもっとやりたいのを我慢してやめて後片づけをするとかゲームをやっている時、寝る時間になったら我慢してやめるなど自制心について話した。 

令和3年10月1日 坂本信行  

ハチが遊びに来ます

ハチを目にするようになってきました   

 この頃、園庭でハチを目にするようになってきました。子どもたちは、「ハチだ、ハチだ」とさわいで手で追い払おうとしたり、周りにいる職員に教えたりしています。職員はスプレーをもって待ち構えますがなかなか思うようにはいきません。スズメバチの一種なので刺されると危険なので、ハチが近づいてきたらそっとその場から離れる。手で振り払わないなど、子どもたちには指導しています。子どもの中にはアナフィラキシー反応を示す子もいますので、見守る必要があります。近くに巣があるかどうか見回っています。

Aクラスのタッピングの森遠足は、クマの出現が報じられることが多いので、2年前から中止していますが、遠足があった時は、事前の下見でハチ捕獲の仕掛けを木にぶら下げていたものです。そして当日は、捕虫網を持って歩きました。そんなことを思い出しながらハチを観察しています。この頃幼稚園に遊びに来るハチは、スズメバチですがタッピングの森のスズメバチより一回り小さいです。

色水遊び

色水遊び      

 二学期が始まった。今、子供たちは色水遊びに挑戦している。材料は、朝顔やオシロイバナである。そんなことを予想して園では毎年観察園にはオシロイバナが植えられている。これは前の年に黒い種子を採り、春にちょうど各クラスが観察園を始める5月の中旬頃に種をまく。毎年ほとんど失敗しないで栽培でき簡単に育てることができる。花の色は赤、黄、桃、白が一般的で、たまに色の混じった物も見られる。

 色水は、ビニール袋に水を入れ、それに花を入れてもむだけである。オシロイバナは次から次へとたくさんの花をつけるので朝顔と違って多くの子どもたちの求めに対応できる。一日花で、下に落ちた花も色水には使える。子どもたちは「夜に咲くんだよ」と私に教えてくける。日中はしぼんでいて、子どもたちが帰る夕方から咲き始める。黒い種子には毒があるので口に入れないように話す。

                                                               令和3年9月3日 坂本信行  

園児の遊び

子どもたちの遊び

 オリンピックが終了した。次はパラリンピックである。ところで、子どもたちの遊びに、今年はオリンピック遊びが見られない。職員に聞いても、まだ見られないという。それだけ今回のオリンピックは一般国民に関心が薄かったのであろうか。同じように、今年はさんさ踊りのまねごとも園内では見られない。さんさ踊りがあった年は園内中どの学年も太鼓のリズムが響きわたって踊っている姿が見られたが、今年はそれがない。太鼓も服装も自分たちで工夫して造るので、それを見るのが私にとっては楽しみに一つであった。

 夏休みといっても、本園は認定こども園なので毎日多くの園児が通っている。

  令和3年8月11日 園長 坂本信行